活動の報告

「AIリテラリーを学ぶ」消費者ネットワーク岐阜第17回総会・記念講演会が開催されました。【投稿日26.5.29】

会場のコープぎふ会議室。大藪代表の開会挨拶で始まりました。

 2026年5月16日(土)、消費者ネットワーク岐阜の「第17回総会・記念講演会」が、岐阜市のコープぎふ本部会議室において開催され、会員・来賓等あわせて33名が参加しました。記念講演会は、岐阜県の若年層向け消費者教育推進事業の一環として実施され、当日は会場参加に加え、岐阜大学などの学生等にオンデマンド配信され、約500名が視聴予定です。

 第1部の総会は大藪代表の開会挨拶の後、岐阜県、岐阜市、岐阜県弁護士会、岐阜県司法書士会の来賓挨拶がありました。消費者ネットワーク岐阜の日頃からの取り組みへの謝意や、近年、SNSを悪用した投資詐欺やロマンス詐欺の増加、消費生活相談の複雑化・多様化が進んでいる現状が報告され、引き続きの未然防止と消費者教育活動への期待が述べられました。上程された4つの議案は全て全員の賛成で承認されました。

講師の坂本 旬 教授

 第2部の記念講演では、法政大学キャリアデザイン学部教授の坂本旬氏より「AI社会を生き抜くためのAIリテラシー」をテーマに講演が行われました。講演では、生成AIの普及とともに変化する消費者問題について、具体的な事例をもとに解説がありました。特に、ダークパターンと呼ばれる誘導的な広告表示や、アルゴリズムによる情報の偏り(フィルターバブル)など、日常生活の中で無意識に影響を受けている仕組みについて理解が深まりました。
 生成AIは便利な一方で、誤情報やバイアス、個人情報漏えいなどのリスクを伴うこと、AIは思考しているのではなくデータに基づき文章を生成していることなど、AIを活用するにはリテラシーと倫理の両面が重要であることを学びました。

 参加者からは「AIの仕組みと危険性を理解できた」「情報を鵜呑みにせず自ら確認することの大切さを実感した」などの声が多く寄せられ、実践的で有意義な内容となりました。

 消費者ネットワーク岐阜は、当連合会が2010年の設立当初から支援し、現在も連携しながら消費者被害の防止や消費者教育の推進に取り組んでいる団体です。当日も関係団体・行政・専門家が集い、地域における消費者問題の現状と課題を共有する貴重な機会となりました。引き続き消費者ネットワーク岐阜と連携し、デジタル社会に対応した消費者教育の推進と、消費者被害の未然防止に向けて取り組みます。