
2025年8月18日(月)、今年も岐阜県ユニセフ協会主催の映画上映会「ユニセフ シネマのつどい2025」が、岐阜市のぎふメディアコスモス「みんなのホール」で、およそ50名が参加して開催されました。
今年の映画「ぼくたちの哲学教室」は、北アイルランドの男子小学校で、哲学を通じて子どもたちが対話と思考を学ぶ様子を描いたドキュメンタリー映画です。宗教対立などが残る中で、主人公の校長が「どんな意見にも価値がある」というぶれない理念を持ち、暴力の連鎖を断ち切るべく奮闘する教育現場の様子が描かれていました。
子どもたちは言いたいことを口に出せず、それが暴力を振るったり言動に表われたりします。教師たちが、まず問いかけることから始め、一つ一つ噛みくだくように原因や対策を子どもと話し合いながら確かめていく姿が印象に残りました。私たち大人にも通じることが多いと感じました。

上映前には、村山事務局長からユニセフ活動の歴史についての説明がありました。世界では1946年の緊急発足に始まり、1953年に国連児童基金に、そして1955年に日本ユニセフ協会が、2011年には岐阜県ユニセフ協会が接立されてからの活動の様子を丁寧に説明されました。ユニセフのことを来場者に知っていただく機会になったと思います。
今年も貴重な学びの機会を準備していただいた、岐阜県ユニセフ協会の皆様に感謝します。