
2025年5月10日(土)、消費者ネットワーク岐阜第16回総会・記念講演会が、岐阜市のハートフルスクエアGで開催され、会場とオンライン合わせて71名が参加しました。
第1部の第16回総会には4議案が提案され、全議案とも満場一致で承認されました、

第1号議案 2024年度事業報告及び収支決算承認の件
第2号議案 2025年度事業計画及び収支予算決定の件
第3号議案 消費者ネットワーク岐阜規約改訂の件
第4号議案 2025年度代表・副代表・会計監査の選任、世話人の報告の件
私たちは「情報の消費者」であり「生産者」=「情報と上手に付き合うために」

第2部の記念講演では、スマートニュースメディア研究所の研究員である長澤江美氏より、「SNS時代のメディアリテラシーを高めるために ~情報過多社会の中で、よりよく生きるために大切なこと~」のテーマで約70分間、3つのキーワードに沿って学習しました。
(1) メディアと情報について
(2)アルゴリズムについて
(3)メディアリテラシーについて
講演をお聴きして、現代社会ではデジタルメディアが不可欠であり、情報の正確性を見極めることが重要。情報には正しいものと間違ったものがあり、フェイクニュースやフェイク動画が全世界に広がっている。情報の真偽を見抜くのは難しいため、向き合い方として、情報に直面した際には、すぐに判断せず、発信元やエビデンスを確認することが重要と学びました。
また、デジタルメディアの「アルゴリズム」とは、コンピュータが情報を処理し、ユーザーに最適なコンテンツを提供するための計算式や手順だと知りました。膨大なデータの中からユーザーにとって重要な情報が選び出されています。メリットとデメリットが混在しているので、アルゴリズムの特性を理解して、情報の偏りに注意すること、そのためにもメディアリテラシーを身につけ、情報を批判的に吟味する思考方法(クリティカルシンキング)が大事であることがわかりました。
この記念講演会の模様は、会場とオンラインに加え、岐阜大学等の学生にオンデマンド配信されており、約200人が視聴して学習する予定です。