活動の報告

2025年度「協同組合を考える集い」を開催しました【25.5.19】

2025年5月15日(木)、岐阜市のぎふメディアコスモスにおいて、岐阜県協同組合間提携推進協議会(構成団体:JA岐阜中央会、JA全農岐阜、岐阜県酪連、岐阜県生協連)主催の「協同組合を考える集い」が開催され、県内の協同組合と連合会から112名が参加しました。

岐阜県における協同組合間の提携組織は、1991年に「岐阜県第1回協同組合間提携をすすめる準備会」が発足し、翌年8月に「提携を考えるつどい」第1回を開催。そして、同年10月に「協同組合間提携覚書」が締結され12月25日に「岐阜県協同組合間提携推進協議会」が正式に発足しました。現在は、協議会構成4団体の合計組合員数は845,228名まで増えました。(重複加入含む)

「協同組合を考える集い」は、協同組合を取り巻く近年の情勢を確かめ、県内の協同組合の職員が協同組合の価値について理解を深め、相互に学ぶことを目的に1992年から毎年開催されています。今年は「国際協同組合年」の年として、例年(7月)より時期を早めて開催しました。

この日は、全岐阜県生協連の佐藤専務理事が司会を務め、まずJA中央会の太田参事の開会挨拶と主催者の紹介がありました。そして、協議会の座長である岐阜大学の李侖美(イ・ユンミ)准教授から、この「集い」の趣旨、岐阜県の協同組合間提携推進の歩みや主要な取り組み等の報告がありました。この中では、毎年協議会の構成団体が岐阜大学の授業に出講して、各団体の紹介を通して「協同組合」についての講義を行っている中で、受講生から提出されたレポートから特徴的な感想を紹介していただきました。

続いて、「提携各組織及びその会員組織の事業等の紹介」として、各団体から各組織の報告がありました。全岐阜県生協連からは、佐藤専務理事が資料「岐阜県の生活協同組合について」に沿って、生協(全国・岐阜県)の組織や事業、社会活動について、岐阜大学生協の定款を例に生協法について説明しました。最後に今後の目標や課題について、そして2025年の設立50周年事業についても紹介がありました。その後、JA全農岐阜県本部は水谷部長から、JA岐阜中央会は落合調査役から報告がありました

「困難な時こそ協同組合」

休憩を挟み、日本協同組合連携機構(JCA)の横溝大介氏より、「地域における協同組合の可能性 ~2025国際協同組合年を機に考える~」のテーマで講演を聴きました。この中では、国連が協同組合の課題解決力を高く評価していること、国際協同組合年の今年は協同組合への注目度が高まり、事業・活動を発展させ認知度を高めるチャンスであること等が協調され、「協同組合が連携度合いを高めることにより、可能性がさらにひろがる」と話されたのが印象的でした。

最後に、JA全農岐阜県本部の伊藤副本部長より本日のまとめの閉会挨拶があり、この日の集いを終了しました。今年も事務局として準備と運営にご尽力いただいたJA岐阜中央会協同活動推進課の皆さまに感謝いたします。

全岐阜県生協連からは、「とろけるフルーツキャラメル」特別バージョン(製造:浪速製菓(株))を今年の参加記念品として120セット提供しました。

■この日の参加状況

JA関係 …59名
生協関係 …48名
酪連関係 … 2名
講師 他   … 2名
座長    … 1名

■全岐阜県生協連からの参加者

岐阜県学校生協 …1名
岐阜労済生協 … 4名
岐阜大学生協 … 4名
コープぎふ  … 29名
岐女短生協 …  1名
生協アイチョイス岐阜 6名
東海ろうきん …1名
岐阜県生協連 …2名