活動の報告

消費者ネットワーク岐阜第12回総会・記念講演会報告が開催されました【21.5.12】

オンライン総会に初めてチャレンジし無事に開催できました。【左】大藪代表の開会挨拶 【右】Zoomの画面

2021年5月8日(土)、岐阜市の岐阜大学サテライトキャンパスを拠点に、消費者ネットワーク岐阜第12回総会・記念講演会がオンラインで開催され、総会に27名、記念講演会に70名が参加しました。この講演会は、令和3年度に岐阜県から消費者ネットワーク岐阜への「若者向け消費者教育推進業務委託事業」に位置づけられています。

第1部の総会は、世話人の伊藤さん司会で始まり、大藪代表の開会挨拶に続き、岐阜県県民生活課の山下課長、岐阜市消費生活課の佐藤課長、岐阜県弁護士会の小島会長、岐阜県司法書士会の今井会長の4名の方からオンラインで来賓挨拶がありました。

続いて、世話人の小司さんが議長に選任され議事に入りました。佐藤事務局長から3つの議案の提案と、上林さんから会計監査の報告があり、いずれも多数の参加者の賛同により承認されました。最後に、花井副代表の閉会挨拶で第12回総会を閉会しました。

第2部の記念講演は、株式会社DataSign代表取締役社長の太田祐一氏から「インターネット広告のしくみとプライバシー・セキュリティ」のテーマでお話を聴きました。太田さんはデータ活用の透明性確保と、公正なデータ流通の実現を目指して会社を設立。総務省の各種委員や一般財団法人の理事・研究員も務めるなど、この分野で幅広く活躍されています。
・パーソナルデータは、どうマネタイズされているか
・インターネット広告のしくみと歴史
・発生している課題 ~不正サイト・コンプライアンス・セキュリティ~
・課題の解決に向けて ~情報銀行・PDS・MyDataの動き~

など説明していただきました。本人の同意を得ずに個人情報を第3者に提供できる事業者が数多くあること、知らないうちに自分のパーソナルデータ(クッキー・行動履歴・個人情報・購買履歴など)が拡散しさまざまな企業に利用されていること、インターネット広告の世界は管理不能の混沌とした状態になっていること、そして、そんな問題山積の状態の中、大事なパーソナルデータを守るために太田氏らが情報銀行として役割を果たしていることもわかりました。自分の情報を守るということについて知る良いきっかけをいただけた講演会となりました。