
2025年6月20日(金)~23日(月)、岐阜県原爆被害者の会(岐朋会)が主催する「原爆と人間展」が、各務原市役所低層棟1階市民交流スペースで開催され、4日間で約500人の来場がありました。


各務原市では、各務原空襲のあった6月22日を「平和の日」と条例で定め、さまざまな平和の催しを開催されています。市民に平和について考えていただく機会づくりとして様々な取り組みを進められており、この「平和の日パネル展」もその一つとして、岐朋会「原爆と人間展」と連携して毎年開催されています。平成14年からは各務原市と岐朋会の共同開催として20数年にわたり開催されており、毎年積極的に支援していただいています。

会場は、各務原市からの展示として、各務原空襲に関する写真や資料・書籍が展示された他、市内17校の小学校で書かれた平和のメッセージから代表作品の34点が掲示されていました。また市民から市役所に寄せられた千羽鶴などが飾られていました。また、俳優の紺野美沙子さんの朗読「星は見ている~原爆でわが子を亡くした父母らの手記より」のDVD上映コーナー、折り鶴を折って飾れるコーナーも設置されていました。


岐朋会「原爆と人間展」コーナーでは、昨年の日本被団協「ノーベル平和賞」受賞の報告と、ヒロシマ・ナガサキ「原爆と人間」パネル25点、被爆二世の方が描いた絵画18点等が展示されました。親子連れで来場され、食い入るように展示パネルに見入ったり、市民ボランティアの方からお話を聴く姿が印象的でした。

今年は「被爆・戦後80年」の大きな節目の年であり、各地域で平和関連の企画が取り組まれています。一方で世界では戦争や武力衝突が続く不安な情勢がひろがっています。小さくても息の長い取り組みを積み重ねていくことの大切さを感じました。
■スタッフとして支援していただいた皆さま。ありがとうございました。
池田光巳さん、牛丸基樹さん(きょうされん岐阜支部)
村上達也さん(岐阜県学校生協)
伊藤陽子さん、兼子拓也さん(コープぎふ)
赤塚さとみさん、井平美恵子さん、中村由美子さん、黒木寿美子さん、河原洋之さん(被爆者の願いを継承する岐阜県民の会)
佐藤圭三さん(全岐阜県生協連)