活動の報告

「第45回東海北陸生協行政合同会議」を開催しました。【23.10.24】

会直後の会場の様子。4年ぶりの従来形式の開催となりました。

202310月13日(金)、第45回東海北陸生協行政合同会議が開催されました。この会議は、東海北陸6県(愛知・石川・岐阜・静岡・三重・富山)の生協連合会で構成する「東海北陸生協県連協議会」が主催して、開催県を回しながら毎年開催しているものです。今回は私たち岐阜県での開催となり、会場(ホテルグランヴェール岐山)に56名(行政11名、生協関連43名、講師1名)が参加しました。

(左から)全岐阜県生協連の大坪会長理事、岐阜県環境生活部の渡辺部長、東海北陸生協県連協議会の加藤会長理事

この日の会議は、主催者やご来賓からの挨拶に続き、日本生協連の「持続可能な社会の実現を目指した全国の生協の社会的取り組み」の報告、そして特別講演は、岐阜大学副学長の大藪千穂教授から「新たなライフスタイルの構築 ~アーミッシュから学ぶ持続可能なライフスタイル~」のテーマでお話しいただき学習しました。

(左)厚生労働省社会・援護局の井上室長            (右)日本生協連渉外部の毎田部長

アーミッシュ社会の特徴として、ヨーロッパからアメリカに移住して文明社会を知りながらも敢えてブレーキをかけて不便な生活様式で生きていることがわかりました。

大藪教授の特別講演

アーミッシュ社会の生活が高い先見性のもとに形成され、そのアイデンティティを維持するために独自の生活様式や規律を定め行動していること、それがアーミッシュ社会の持続可能性を高めることにつながっていることがわかりました。



岐阜県県民生活課の河村係長

その後は、各県行政の出席者から自県の消費者行政の取り組み報告がありました。岐阜県からは環境生活部県民生活課の河村広美係長が「岐阜県の消費者行政について」として、岐阜県の消費者行政における組織体制、岐阜県の消費者行政に対する主な取り組み、県内の消費相談窓口設置状況・相談状況、岐阜県内の生協の状況等を報告されました。



飛騨市高齢支援係の竹林係長

続く開催県報告では、飛騨市役所市民福祉部地域包括ケア課の竹林久緒係長から、「安心して住み続けられる地域づくりをめざし、行政と生協で進める飛騨市の取り組み」として、高齢化や過疎化が急速に進む同市において行政がリーダーシップを発揮して、生協や地域の諸団体や人と一緒に進めている取り組みの代表例として、コープぎふとの連携事業である、「地域複合サロン」「貨客混載事業」の実践報告をしていただきました。生協が地域の一員として社会の困りごとへの貢献度を高めていける可能性を示していただけました。

休憩をはさんで、4年ぶりに開催した第2部(夕食交流会)も、久しぶりの集合形式の懇親とアトラクション(ビンゴゲーム)で楽しく盛り上がり、最後は、次回開催地の静岡県生協連の稲垣会長理事のご挨拶この日の会議を終了しました。

夕食交流会の様子。(左)全岐阜県生協連の内藤副会長理事  (右)静岡県生協連の稲垣会長理事

4年ぶりに従来形式での開催となりました。不慣れな事務局業務で、ご関係の皆さまには大変お世話になりましたことに改めて感謝しお礼申し上げます。

西濃医療生協 健康班会視察の様子

関連して、厚生労働省の井上室長が、今回の会議に際して生協施設を視察されました。10月12日(木)は東海コープ小牧要冷セットセンターを、10月13日(金)は西濃医療生協の発熱外来や健康班会の様子をご案内しました。対応してたいただいた皆さま、ありがとうございました。