活動の報告

2022年度「協同組合を考える集い」を開催しました【22.7.8】

2022年7月7日(木)、岐阜市のぎふメディアコスモスにおいて、岐阜県協同組合間提携推進協議会(構成団体:JA岐阜中央会、JA全農岐阜、岐阜県酪連、岐阜県生協連)主催の「協同組合を考える集い」が開催され、県内の協同組合と連合会から103名が参加しました。

この集いは、協同組合を取り巻く近年の情勢を確かめ、県内の協同組合の職員が協同組合の価値について理解を深め、相互に学ぶことを目的に1992年から毎年開催されています。昨年から、会場参加と合わせてYouTube LiveによるWeb配信を併用しています。

岐阜県生協連の佐藤専務理事の司会で始まり、JA岐阜中央会の川村参事の開会挨拶に続いて主催者の紹介がありました。そして、協議会幹事会の座長である岐阜大学の李侖美(イ・ユンミ)准教授から、この「集い」の趣旨、岐阜県の協同組合間提携推進の歩みや主要な取り組み、協議会の構成組織(3協同組合)の組織等について報告がありました。協議会構成4団体の合計組合員数は836,955名となり岐阜県人口の43%に相当します。

続いて、7/2(土)に開催された第100回ICA国際協同組合デーにてICAのグアルコ会長から協同組合の人々に向けて発信されたメッセージ動画を視聴しました。

●講演「協同組合がSDGsに果たす役割」から

今年の講演は、千葉商科大学基盤教育機構教授で、CSR/SDGsコンサルタントの笹谷秀光さんから、「協同組合がSDGsに果たす役割」の演題でお話しいただきました。SDGsの5原則に始まり、なぜ今SDGsなのか?、世界の速い動きの中で日本の私たちはどのようにSDGsを理解し取り組めばよいか等をSDGs経営を先進的に進めている企業の事例を交えて教えていただきました。お話の中では、SDGsのDは「開発」と訳されているが「発展」とする方がより正しく理解できること、SDGsの5原則が一度組織の中に浸透すれば、その後はどんどん広がり組織によいことが起きるということ、“持続可能性”とは世のため・人ため・自分のため・そして子孫のためのものであること、日本人はSDGsをスルーしがちなので注意が必要、自分事化していくことが大事であること、等が特に印象に残りました。

講演後の質疑では、コープぎふの福永博隆さんから、近年協同組合に参加される方か増えている多くの若い世代の方たちに、どのようにしてSDGsを伝えていけばよいかという質問があり笹谷先生から助言をいただき講演の内容を深めることができました。
世界中でSDGsの取り組みが進む昨今、協同組合のあり方について考える貴重な学びの場となりました。また、事務局として準備と運営に従事していただいたJA岐阜中央会協同活動推進課の皆さまに感謝いたします。

■この日の参加状況(会場とオンライン)

•JA関係 …59名
•生協関係 …32名
•酪連関係 … 5名
•講師 他  … 2名
・Web参加 … 5名

■全岐阜県生協連からの参加者

•岐阜県学校生協 …3名
•岐阜労済生協 …5名
•岐阜大学生協 …4名
•コープぎふ …11名
•岐女短生協 …1名
・西濃医療生協 …1名
•生協アイチョイス岐阜 …5名
•岐阜県生協連 …2名