活動の報告

「原爆と人間展」マーサ21で開催中です【21.9.2】

今年もマーサ21の「マーニャンのみんなの作品展」コーナーをお借りして開催しています。(~9/8(水))

岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催し岐阜県内の生協や団体が連携して応援する「原爆と人間展」が、今年も7月から岐阜県の各地域で開催されています。本日、9月2日(木)からは岐阜市のマーサ21の「マーニャンのみんなの作品展」コーナーで始まりました。

●被爆体験を継承していくために継続して開催してきました

被爆当時の様子が生々しく伝わります。

この「原爆と人間展」は、幅広い世代の方に被爆の実相を伝え、核兵器廃絶、被爆者援護の輪を広げていくことを目指し毎年開催されてきました。岐阜県ピースアクション連絡会(※)で、事前の準備や当日の会場運営をサポートしています。昨年は新型コロナウイルス感染の影響で開催数や規模を縮小しましたが、今年はコロナの状況を見ながら、感染対策をとり、これまで10ヶ所以上で開催しています。

●被爆の実態を伝え、核兵器のない世界をつくりたい

黒い雨の跡がくっきり残る壁の様子もわかります。

展示コーナーには、広島と長崎の被爆の様子を表わす写真・絵のパネルと核兵器禁止条約の批准国50カ国の国旗パネルなど15点が掲示されています。原爆で焦土となった広島と長崎の街の風景や、今年7/29の訴訟判決により関心が高まっている「黒い雨」、幼い弟の亡骸を背負って火葬場に立つ「焼き場の少年」など、戦争の悲惨さに胸が絞めつけられます。

●核兵器禁止条約のことを多くの人に知ってほしい

批准国の国旗パネルと岐朋会制作のしおり

被爆者の長年の願いであった核兵器禁止条約が今年1月22日に発効しました。そして、日本国民の7割以上が、日本も核兵器禁止条約に参加すべきと考えています。会場には、この条約のことを知っていただく一助になるよにと、「核兵器禁止条約が×にしたこと」しおり(岐朋会制作)も設置されています。

●生協は引き続き岐朋会の活動を応援していきます

しおり(中)は関心ある方に自由にお持ちいただけます。

被爆から76年が経ちました。原爆被爆者も高齢化し活動できる範囲も徐々に限られてきました。しかしながら、被爆や戦争の体験を若い世代の人々に継承していくことはいつまでも変わらない課題です。岐阜県生協連は、これからもピースアクションを呼びかけ、岐阜県内で平和の取り組みが進むよう岐朋会の活動を積極的に支援していきます。

■「原爆と人間展」2021年度の開催状況

岐阜県会場 7/5(月)~7/11(日) OKBふれあい会館
岐阜市会場 7/5(月)~7/11(日) 岐阜市役所ロビー
大垣会場  7/24(土)~7/25(日) 大垣市スイトピアセンター文化会館
多治見会場 7/28(水)~7/26(木) やまかまなびパーク
岐阜市会場 8/3(火)~8/27(金) 岐阜大学図書館入口ホール
関ケ原会場 8/6(金)、10(火)  関ケ原町役場
垂井会場  8/11(水)~8/15(日) おもてなし処垂井庵
可児会場  8/11(水)~8/16(月) 可児市広見公民館
岐阜市会場 9/2(木)~9/8(水)  マーサ21
羽島会場  ※2022年1月で検討中

※岐阜県ピースアクション連絡会の参加団体

 岐阜県原爆被爆者の会
 岐阜県学校生協
 西濃医療生協
 きょうされん岐阜支部
 国民平和大行進実行委員会
 被爆者の願いを継承する岐阜県民の会
 コープぎふ
 コープぎふ労働組合
 全岐阜県生活協同組合連合会