活動の報告

岐朋会「2020原爆と人間展」羽島会場が開催されています【21.1.12】

羽島市民会館の会議室。例年よりかなり広い会場で、新型コロナ感染対策をとって開催されました。

岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)が主催し岐阜県内の生協や団体が連携して応援に取り組む「原爆と人間展」は、例年であれば6月から岐阜県の各地域で開催されてきました。ところが、今年度は新型コロナウイルスの影響で自粛を余儀なくされ残念な状況が続いていました。そのような中、羽島市から岐朋会に声をかけていただき、2021年1月12日(火)~14日(木)の3日間、羽島市民会館で開催することができました。

●被爆の実態を伝え、核兵器のない世界をつくりたい

会場には、原爆被爆者の方が描いた絵画や、原爆で焦土となった広島と長崎の街の風景、水を求めて彷徨い歩く人の姿、爆心地近くの駅で全身焼けただれ横たわる母子の遺体の写真の写真パネルなど55点が展示され、戦争の悲惨さを物語っていました。また、昨年10月に世界の50カ国で批准され、1月22日に発効する核兵器禁止条約のパネルも新しく加わり、核兵器廃絶に向けたメッセージが発信されていました。

原爆と人間展に寄せた被爆者の皆さんの願いが胸に沁みました。

来場された方からも、

「私の父親は、徴用から岐阜に帰ってきてすぐ空襲で亡くなってしまいました。」
「昔、広島の呉に住んでいた時は、よく原爆ドームに行きました。いろいろな写真展や資料を見ました。こうして見ると懐かしいです。」

など思い出を話していただけました。

期日前投票のお帰りに立ち寄られ展示物に熱心に見入られていました。

●生協は引き続き岐朋会の活動を応援していきます

被爆から75年が経ちました。原爆被爆者も高齢化し活動できる範囲が限られてくるようになっています。しかしながら、被爆や戦争の体験を若い世代の人々に継承していくことはいつまでも変わらない課題です。岐阜県生協連は、これからも「岐阜県ピースアクション連絡会」で力を合わせ、岐阜県内で平和の取り組みが進むよう岐朋会の活動を積極的に支援していきます。

※岐阜県ピースアクション連絡会の構成団体
岐阜県原爆被爆者の会
岐阜県学校生協
西濃医療生協
きょうされん岐阜支部
国民平和大行進実行委員会
コープぎふ
コープぎふ労働組合
全岐阜県生活協同組合連合会