活動の報告

2023年度 第1回岐阜県ピースアクション連絡会を開催しました【23.4.7】

2023年3月27日(月)、岐阜市のハートフルスクエアGにて、2023年度第1回岐阜県ピースアクション連絡会を開催しました。

この連絡会には、生協など平和を願い活動する団体が集まり、毎年の平和の取組み(ピースアクションぎふ)の進め方を相談しています。この日は、8団体から13人が参加しました。

1.2022年度「ピースアクションぎふ2022」の振り返りを行いました。

【進めたこと】

(1)学び、語り継ぐ 

①「核兵器禁止条約発効1周年記念学習会」を開催しました。
継承する岐阜県民の会主催。2022年4月3日(日)、岐阜市中山道加納宿まちづくり交流センターで開催。吉田千秋さんの講演、今井雅巳さん「被爆2世のつぶやき」。会場とオンラインあわせて全国から約50名の方が参加しました。



②「核兵器のない世界を! ~核兵器禁止条約締約国会議とNPT再検討会議の成果と課題を学ぶ」を開催しました。
岐阜県生協連と三重県生協連の共催。2023年1月21日(土)、ぎふメディアコスモスで開催。長崎大学の中村桂子准教授、日本被団協の木戸季市事務局長の講演。会場とオンラインであわせて68名の方が参加しました。
(岐阜会場18名、三重会場15名、オンラン35名)



③「被爆の証言」の記録
被爆者の願いを継承する岐阜県民の会」の取り組み。2022年度は3回(4名)の収録を実施。累計では15回の収録を行い延べ27名の方の証言を記録。編集した証言動画を、「第4回こども平和ひろば」や「国連原爆展 in Gifu」(2023年3月)の会場でビデオ上映しました。
コープぎふ「ピースカフェ」に、岐朋会から2回の講師対応。生協組合員が参加して被爆の証言や被団協運動について学習しました。

(2)被爆者を支える 

①岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)の活動を支援しました。
岐朋会「原爆と人間展」は、県内11会場で開催。主要会場の各務原市(中央図書館)、羽島し(不二羽島文化センター)が再開。ピースアクション連絡会で支援体制を募り、のべ41名が支援に参加しました。



②「国連原爆展 in Gifu」を開催しました。
2023年3月1日(水)~4日(土)、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)と岐阜市の共催。ぎふメディアコスモス。1,037人の来場がありました。
③「岐阜県原爆死没者慰霊祭」にメッセージを拝呈しました。



(3)ネットワークを強めて、核兵器廃絶に向けた取り組みを進めました。

①「すべての国に核兵器禁止条約の批准を求める署名運動」を進めました。
2021年10月から署名運動を開始し2022年4月からは毎月の街頭署名も再開。署名数の累計(2023年2月)は33,639筆になりました。



(4)平和行進、こども平和ひろばに取り組みました。

①「ピースリレーの取り組み
国民平和大行進と連携しコロナの感染対策をとり実施。県間の引き続き集会を人数を抑えて開催。6/11愛知県→岐阜県、6/14岐阜県→三重県、6/16三重県(東海)→滋賀県の引継ぎ集会に参加しました。
各務原市(6/11)と岐阜市(6/13)のぎふ折鶴平和行進を再開しました。従来よりコースを短縮し行進しました。
「平和のメッセージ集」を紙と電子ブックで発行しました。

②「第4回こども平和ひろば」の開催
2022年8月26日(金)、岐阜市のマーサ21・マーサスクエアで開催。「テレビモニター企画」「コーナー企画」中心に約300名の参加がありました。



(5)ピースアクション補助を行いました。(5件 95,700円)

2021年度はコロナで停滞したが再開傾向に。朗読「1945・ヒロシマ・ナガサキ この子たちの夏」が新たに開催されました。

2.「ピースアクションぎふ2023」の取り組みについて話し合いました。

情勢と基調を確認した上で、柱となる取り組みについて協議しました。

■2023年度活動の基調

2020年から続いたコロナ禍により、ピースアクションも対面の集会や行動を自粛してきました。2023年度は、まだ影響は残りつつも、コロナ禍の中で創り出したオンライン活用などの工夫や、築いてきたネットワークを生かし、新しいスタイルでの活動を考えていきます。
大きな岐路に立たされている今だからこそ、私たちの平和活動の原点である、「平和だからこそ得られるかけがえのない日常」を守ることを願いピースアクションに取り組みます。より多くの人が参加しやすい機会をつくり、方法を工夫して取り組みます。
岐阜県ピースアクション連絡会の連携を大切にし、オープンに交流し、それぞれの活動が充実することを目指します。平和活動の情報交流、相互支援、共同参加を活発に行います。

■「ピースアクションぎふ2023」5つの柱

(1)学び、語り継ぐ取り組みを進めます。

①核兵器廃絶を目指し、核兵器を巡る情勢や平和についての学習活動を継続的に進めます。
②「被爆者の願いを継承する岐阜県民の会」を中心に、岐阜県内の被爆者を訪ね、「被爆の証言」の記録を進めます。
③学校の平和教育との連携を強めることを目指します。子どもたちや先生にも戦争の実態を正しく伝えるよう努め、岐朋会とピースアクション連絡会で情報を共有します。

(2)被爆者を支える取り組みを継続します。

①岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会)の活動を引き続き支援します。
②各地域での「原爆と人間展」の開催をサポートします。特に各務原市と羽島市の体制支援を重視します。
③日本被団協や全国交流会への参加をサポートします。

(3)ネットワークを強めて、核兵器廃絶に向けた取り組みを進めます。

①「すべての国に核兵器禁止条約の批准を求める署名運動」をピースアクション連絡会全体の課題として取り組みます。「継承する岐阜県民の会」と連携し、街頭署名やオンライン署名をすすめます。
②国民平和大行進と連携し、ピースリレー、ぎふ折り鶴平和行進に取り組みます。自治体や参加団体から願いを寄せ合い、「平和のメッセージ集」を発行します。

(4)ピースリレー、こども平和ひろばに取り組みます。

①ピースリレーは、国民平和大行進実行委員会と連携して取り組みます。コロナでの縮小から、「一歩でも、ご一緒に」をスローガンに「ぎふ折り鶴平和行進実行委員会」で計画をつくります。各務原市で結成された実行委員会へコープぎふが参加し行政訪問等について相談します。
②「第5回こども平和ひろば」は、実行委員会で開催計画を検討し、マーサ21「マーサスクエア」での開催を目指します。また次年度以降の開催の拡充を構想します。

(5)ピースアクション補助を継続し、平和の取組みに参加する人を応援します。

■岐阜県ピースアクション連絡会の構成団体とこの日の参加者

岐阜県学校生協 …村上さん
西濃医療生協  …欠席
被爆者の願いを継承する岐阜県民の会  …赤塚さん、井平さん
岐朋会(被爆者の会) …加田さん、今井さん
きょうされん岐阜支部  …池田さん
国民平和大行進実行委員会  …河原さん
コープぎふ …堀部さん、武藤さん、中野さん、堀さん
コープぎふ労働組合 …馬場さん 
全岐阜県生協連  …佐藤さん