活動の報告

市立岐阜女子短大「2019枝豆農業体験」成果発表会が開催されました【19.10.7】

この日は、活動に参加してくれたピーチクラブの学生さんの中から7名の方が一年間の活動の様子や学んだことを報告し、会場参加者からの感想や質問を出し合い交流しました。

市立岐阜女子短期大学生協の学生委員会「ピーチクラブ」の学生さんによる、2019年度の枝豆づくり農業体験活動が終了し、10月4日(金)18時より、同大学でふりかえりの成果発表会が開催されました。
この活動は、平成24年から岐阜県の「食農教育実践支援事業」として始まり今年で7年目です。岐阜県生協連が事業主体となり、岐阜女子短大生協、JAぎふえだまめ部会、岐阜農林事務所、岐阜県農政部がサポートして毎年進められています。
今年も、4月の事前レクチャーから始まり、5月の定植、6月の半日農業体験、7月の収穫祭スタッフ体験と活動を行い、この日はまとめの成果発表会となりました。

緊張気味でしたが、一人ひとり丁寧に活動報告してくれました。

■ピーチクラブの皆さん、参加者の学生さんからの感想
「農作業を体験してみて農家の方の大変さが少しですがわかりました
「お忙しい中、私たちを受け入れていただきありがとうございました」
「生産者の方の枝豆づくりへの熱い思いを感じられました」
「岐阜の枝豆がこんなに地元に人たちに愛されているんだとわかり、スーパーでも岐阜の枝豆を買いたいと思いました」



生産者の永田さん。枝豆づくりへの熱い思いやご苦労を話していただきました。

■発表に続き、支援していただいた皆さんから感想をいただきました。
「学生さんに体験に来ていただきいろいろとお話ができたことかよかった。若いうちから将来のはっきりした目標を持ってみえることに驚きました」



農林事務所の高井さん。農家を支援する決意を話していただきました。

「農家さんは早朝から手作業をして少しでもロスを減らすなどの努力をされています。自分で価格をつけられないジレンマを感じながらも、岐阜の枝豆を守るためにご苦労されています。行政としてこれからもしっかりと支援していきたいと思います」



今年の活動を全面的にサポートしていただいたJAぎふの山田さん。

「枝豆づくりは毎日の単純作業の繰り返しではあるが、天気や気候により生育状況は変化しており『毎日1年生』です。枝豆のいろいろな食べ方や調理方法など研究してぜひ教えていただきたいです」



農産物流通課の赤羽さんは地産地消の大切さを話していただきました。

「ふだんは農業に関わることは少ないと思いますが、皆さんが体験されたことを周りの人に知らせてください。多くの人が体験することを通して地産地消をひろげていきましょう」



質疑応答の中では、学生さんから「報告を聞いて、私たちにとっては当たり前の食べ物だけど、目に見えないところで大変な努力や苦労をされている人たちがいらっしゃって私たちは農産物を食べられているということがわかりました。つい食べ残しなど出したりしがちですが食糧を大切にする視点を持ちたいと思いました」 という発言もありました。


最後に、長屋先生から感謝の言葉とまとめの挨拶をいただき今年の活動が終了しました。

最後に、この活動を指導されている長屋郁子先生から、
「今年も活動を支援していただいた皆様に感謝いたします。いろいろな方々に教えられてたくさんのことを学べたことが学生にとって大きな成果だったと思います。これからもいろいろと体験し自分の財産にしていってほしいと思います」
と、お礼とまとめの挨拶があり、今年の活動を終了しました。ありがとうございました。



岐阜県生協連は、引き続き、地元の農産物を通して、食と農の大切さをひろげる活動に継続して取り組んでいきます。

■この日の成果発表会参加の皆さん
岐阜女子短期大学ピーチクラブの皆さん、 
永田誠治さん(JAぎふ えだまめ部会)、山田将大さん(JAぎふ 園芸販売課)
高井啓さん(岐阜農林事務所農業普及課)、赤羽美里さん(岐阜県農政部農産物流通課)
長屋郁子先生(岐阜女子短期大学 食物栄養学科)、吉田風香さん、田中幹也さん(岐女短生協)
佐藤、河原(岐阜県生協連)

収穫祭体験(7/13)の様子はこちらから

半日農業体験(6/8)の様子はこちらから

定植体験(5/7)の様子はこちらから