活動の報告

岐阜県総合防災訓練に参加しました【19.9.2】

訓練会場の県庁大会議室。行政・社協・NPO等から30人が出席しました。

2019年9月1日(日)、岐阜県総合防災訓練が岐阜県庁、瑞浪市民公園、恵那市まきがね公園体育館で行われました。今回の訓練は、愛知県北東部を震源にマグニチュード7.6の地震が発生し、岐阜県では東濃地域で最大震度6強の地震が発生し被害が出たという想定で実施されました。

ぎふNPOセンターの皆さん。野村理事長が訓練を進行されました。

瑞浪市と恵那市会場では救出・救助訓練や物資集積・輸送訓練など実働訓練が行われ、岐阜県庁では県災害対策本部訓練として、情報伝達や孤立集落対策、ライフライン確保対策など9つの訓練が行われました。

岐阜県生協連は、このうち今回訓練の主要テーマである「災害ボランティア受け入れ対策」として県庁2階大会議で行われた「災害ボランティア連絡調整会議」設置訓練に参加しました。



中継システム「Zoom」。写真ではよくわかりませんが瑞浪市民公園とリアルに交信できました。

訓練は午前10時、ぎふNPOセンターの野村理事長の進行で始まり、県防災課から現在の被害状況の報告があった後、オンライン中継システム「Zoom」での瑞浪市民公園の訓練現場とのやりとりを行いました。

その後、県社協と瑞浪市社協から災害ボランティアセンター開設に向けた準備状況の報告、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の栗田氏からの助言に続き、15団体からそれぞれの対応状況や課題を順番に報告しました。
岐阜県生協連からは、県との基本協定に基づき東濃地域の避難所に物資支援を行っていること、明日からの炊き出しを準備していること等を報告しました。

各参加団体からの報告。この日はシナリオがありましたが、いざ本番においても簡潔明瞭に報告できることが求められます。

この「災害ボランティア連絡調整会議」の取り組みは、昨年7月の西日本豪雨災害を教訓に、災害ボランティア分野で行政・社協・NPO等の連携体制を構築することを目的として進められてきたものです。幅広いネットワークの力を結集して災害時のボランティア活動を構築していくものです。
その中で生協には、避難所や災害ボランティアセンターでの炊き出しやサロン活動、学生向けの災害ボランティア募集が役割りとして期待されています。引き続き県や他組織と連携しながらこの分野での対応力をつけていくことが課題となります。

(左)健康福祉部の長沼次長が閉会挨拶。「今回は初めての訓練ができた。今後実効性を上げていくこと、いっそうの顔の見える関係づくりを進め、実際の災害発生時の対応力を高めましょう。
(右)JVOADの栗田代表。訓練終了後の時間で、佐賀県の被災の様子、避難所の開設状況(5か所)、油の流出への対応課題等について貴重な情報提供がありました。