活動の報告

知ることを大切にしたい「夏休みユニセフ学習会」開催中です【19.8.9】

ユニセフの歴史や活動内容を説明する村山さん。戦後の15年間と東日本大震災時には日本も支援を受けました。

2019年8月9日(金)、岐阜県ユニセフ協会が主催する「夏休み ユニセフ学習会」が各務原市の同協会事務所で開催され、岐阜県生協連からも見学させていただきました。

岐阜県ユニセフ協会では、夏休みの学習課題としてユニセフのことを勉強していただくことを目的に、毎年この学習会に取り組まれています。

今日の生徒さんたちの研究テーマはSDGs目標6の「すべての人々に水と衛生」ということで、それに沿った学習メニューが準備されていました。

この日参加したのは岐阜県立関高校2年生の生徒さん5名。関高校では年次で学習テーマを定めて生徒さんの研究活動を進められており、今年の2年生のテーマにはSDGsを取り上げられているそうです。



マラリア対策の蚊帳。日本の化学メーカー製の防虫成分素材を使い現地で製造しています。被支援国の仕事の創出にも貢献しています。

学習会は、協会の村山さんと杉田さんが講師になって、
①世界のこどもたちはどんな生活をしているのだろう。どんなことに困っているのだろう。
②「水と衛生」について学びましょう。
をメインテーマに、ユニセフ協会作製のDVDを鑑賞したり、支援物資の現物を見たり触ってみたり、またクイズも織り交ぜて楽しく学習しました。



日本に住む私たちが、なぜ世界の困っているこどもを助けるためにユニセフ活動に取り組んでいるのか、などユニセフの歴史も知ることができました。

支援物資の現物を見て、触って確かめます。奥地の学校にも飛行機で運んで届けばすぐに授業が始められるよう堅牢なジュラルミンケースに入ったセットになっています。
ネパールで汲み用に使われている水がめを説明する杉田さん。7kgと15kg。実際に持ってみると「重い~!」

学習会の最後では、今日の感想も交え、③「わたしたちにできること」として、SDGsの目標について「わたしはこんなことができそう」「こんなことがやりたい」について交流しました。その中では、

「募金は誰でもできそうな活動だけど、もっと多くの人に募金ができることを知ってもらえる方法はなないのだろうかと思いました」
「募金がちゃんと子供たちに届いていないという話も聞いたことがあるので、信頼できる組織に募金してほしいと思います」
「きれいな水は大切だということがよくわかりました」
「もし水による下痢や病気か日本で起きたらと考えると怖くなりました」
という感想や意見が出されました。

最後に、事務局長の村山さんから、「ユニセフは募金活動が一番のイメージですが、今日のようなことを知ること・知らせる活動も重要です。その上で自分ができることを考える第一歩にしてほしいし、私たちも学習会をこれからもがんばって続けていきたいと思います」と締めくくり今日の学習会を終了しました。

学習会に参加してみて、協会の皆さんの地道な活動をまた一つ知ることができました。岐阜県ユニセフ協会の活動を、岐阜県生協連は会員生協と一緒にこれからもしっかりサポートしていきたいと思います。

●岐阜県ユニセフ協会ホームページ